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筑後地方の現職県議一覧【2026年版】|選挙区・当選回数・会派・無投票歴

まちと政治
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福岡県議会の公式サイトでは、議員ごとの選挙区、会派、当選回数を確認できます。しかし、筑後地方の県議だけを選挙区ごとに並べ、初当選年や無投票当選の回数まで横断して見られるページはありません。

そこで本記事では、筑後地方8選挙区、定数15を一つの表にまとめました。

現在は14人の県議が在職し、筑後市選挙区の1議席が欠員です。筑後市では2026年9月25日告示、10月4日投票・開票の日程で補欠選挙が行われる予定です。

次の選挙を考える前提として、いま誰が議席を持ち、どれだけ当選を重ね、何回の無投票当選を経験してきたのかを確認するための現職名簿です。

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まず一覧|筑後地方は8選挙区・定数15

筑後地方の県議選挙区は、次の8選挙区です。

2023年県議選から、旧久留米市選挙区と旧うきは市選挙区が合区され、定数6から5の「久留米市・うきは市選挙区」になりました。同時に、小郡市・三井郡選挙区は定数1から2へ増えています。

表の見方は次の通りです。

  • 当選回数は、福岡県議会の2026年9月9日現在の公式プロフィールに基づきます。
  • 無投票回数は、現在の県議が県議選または県議補選で投票を経ずに当選した回数です。
  • 会派は政党名ではなく、2026年9月22日時点で県議会内に所属する会派名です。
  • 筑後市は現職不在のため、当選回数、無投票回数、会派を「―」としています。

候補者数が定数を超えなければ投票は行われず、立候補者は無投票で当選します。したがって無投票回数は、得票の多さではなく、有権者が候補者を選ぶ投票が行われなかった回数です。

2023年県議選だけを切り出した全県の状況は、2023年福岡県議選で無投票当選した現職は21人|筑後地方は4人で整理しています。

選挙区県議初当選年当選回数無投票回数会派
久留米市・うきは市井上寛2023年1回0回公明党
久留米市・うきは市中村香月2021年2回1回新政会
久留米市・うきは市新井富美子2019年2回0回県民の声ふくおか
久留米市・うきは市江口善明2011年4回0回自民党県議団
久留米市・うきは市原口剣生1999年7回0回自民党県議団
大牟田市永川俊彦2019年2回1回自民党県議団
大牟田市大橋克己2011年4回1回県民の声ふくおか
八女市・八女郡栗原悠次2021年2回1回緑友会
八女市・八女郡桐明和久2011年4回1回自民党県議団
小郡市・三井郡横尾政則2023年1回0回自民党県議団
小郡市・三井郡井上忠敏1999年7回3回自民党県議団
柳川市椛島徳博2011年4回1回新政会
筑後市欠員
大川市・三潴郡秋田章二2007年5回5回自民党県議団
みやま市板橋聡2011年4回4回自民党県議団

14人の会派別内訳は、自民党県議団8人、新政会2人、県民の声ふくおか2人、公明党1人、緑友会1人です。

久留米市・うきは市選挙区|定数5

久留米市・うきは市選挙区は、筑後地方で最も定数の多い選挙区です。

2023年の合区で、旧久留米市の5議席と旧うきは市の1議席を合わせた定数6から、定数5へ1議席減りました。その最初の選挙には8人が立候補し、現在の5人が当選しています。

  • 井上寛氏は、公明党の1期目。2023年に初当選しました。
  • 中村香月氏は、新政会の2期目。2021年の旧久留米市選挙区補選では無投票、2023年の合区後初の選挙では投票を経て当選しました。
  • 新井富美子氏は、県民の声ふくおかの2期目。2019年、2023年とも選挙戦を経て当選しています。
  • 江口善明氏は、自民党県議団の4期目。4回の当選はいずれも選挙戦によるものです。
  • 原口剣生氏は、自民党県議団の7期目。1999年の初当選から7回すべてで投票が行われています。

当選回数は1回から7回まで幅があり、会派も4会派に分かれています。複数人区であるため、同じ地域から選ばれていても、各県議の経歴や県議会内での立場は同じではありません。

大牟田市選挙区|定数2

大牟田市選挙区の現職は、自民党県議団の永川俊彦氏と、県民の声ふくおかの大橋克己氏です。

永川氏は2期、大橋氏は4期です。2023年は定数2に対して立候補者がこの2人だけだったため、そろって無投票当選しました。

ただし、2人とも過去の当選がすべて無投票だったわけではありません。永川氏の2019年と、大橋氏の2011年、2015年、2019年には選挙戦がありました。このため、無投票回数はいずれも1回です。

八女市・八女郡選挙区|定数2

八女市・八女郡選挙区は、八女市と八女郡広川町で構成されます。

現職は、緑友会の栗原悠次氏と、自民党県議団の桐明和久氏です。

栗原氏は2021年の補欠選挙に1人で立候補し、無投票で初当選しました。2023年は選挙戦を経て2回目の当選を果たしています。

桐明氏は4期のうち、2019年が無投票でした。2011年、2015年、2023年は投票が行われているため、両氏の無投票回数はいずれも1回です。

小郡市・三井郡選挙区|定数2

小郡市・三井郡選挙区は、小郡市と三井郡大刀洗町で構成されます。

2023年から定数が1から2へ増え、横尾政則氏が初当選し、井上忠敏氏が7回目の当選を果たしました。2人とも自民党県議団に所属しています。

横尾氏は2023年に選挙戦を経て初当選したため、無投票回数は0回です。

井上氏は1999年の初当選後、2007年、2011年、2015年の3回が無投票でした。1999年、2003年、2019年、2023年には投票が行われており、7回の当選のうち無投票は3回です。

柳川市選挙区|定数1

柳川市選挙区の現職は、新政会の椛島徳博氏です。

椛島氏は2011年に初当選し、現在4期目。2015年は立候補者が椛島氏だけで無投票となりましたが、2011年、2019年、2023年は選挙戦になっています。

現在は新政会福岡県議団の会長を務めています。1人区の県議である一方、県議会では会派を率いる立場でもあります。

筑後市選挙区|定数1

筑後市選挙区は、2026年9月22日時点で欠員です。

10期目だった蔵内勇夫氏が2026年8月25日に県議を辞職したため、現職一覧には含めていません。

欠員を補う県議補選は9月25日告示、10月4日投票・開票の日程で行われます。当選者の任期は、現在の県議の任期と同じ2027年4月29日までです。

補選の経緯、立候補の動き、2027年県議選まで半年余りしかない日程は、筑後市の福岡県議補選は10月4日|蔵内勇夫氏辞職後、半年後に本選で整理しています。

本記事は補選結果が確定した後、当選者、当選回数、会派を反映して更新します。

大川市・三潴郡選挙区|定数1

大川市・三潴郡選挙区は、大川市と三潴郡大木町で構成されます。現職は自民党県議団の秋田章二氏です。

秋田氏は2007年の初当選から5期連続で無投票当選しています。2007年は旧大川市選挙区、2011年以降は大木町を含む大川市・三潴郡選挙区ですが、県議選で対立候補と争ったことはありません。

現職14人のなかで、当選回数と無投票回数がともに最も多いのが秋田氏です。

みやま市選挙区|定数1

みやま市選挙区の現職は、自民党県議団の板橋聡氏です。

板橋氏は2011年の初当選から4期連続で無投票。当選4回のすべてで対立候補がいませんでした。

2026年8月には第89代福岡県議会副議長に選ばれています。みやま市の1人区を代表する県議であると同時に、県議会全体の運営に関わる立場です。

無投票歴から見える選挙区ごとの違い

筑後地方の現職14人のうち、県議選または県議補選で無投票当選を経験しているのは9人です。

回数別に分けると、次のようになります。

無投票回数現職県議
0回井上寛、新井富美子、江口善明、原口剣生、横尾政則
1回中村香月、永川俊彦、大橋克己、栗原悠次、桐明和久、椛島徳博
3回井上忠敏
4回板橋聡
5回秋田章二

同じ「現職県議」でも、毎回のように複数候補が争う選挙区で当選を重ねた県議と、一度も選挙戦を経験せずに当選を重ねた県議がいます。

この違いは、県議個人の支持の強弱だけでは説明できません。選挙区の定数、地域の人口、政党や団体の候補者調整、対抗馬を立てられる地域組織の有無などが重なって生じます。

無投票当選は制度上の正式な当選です。一方で、投票によって候補者を比較する機会がなかったことも事実です。当選回数だけでなく、どのような選挙を経てきたのかまで見ることで、各県議の選挙基盤の違いが分かります。

まとめ|現職14人、欠員1議席から2027年県議選を見る

2026年9月時点で、筑後地方には8選挙区、定数15があります。現職は14人で、筑後市の1議席が欠員です。

当選回数は1回から7回、無投票回数は0回から5回まで開きがあります。会派も自民党県議団だけでなく、新政会、県民の声ふくおか、公明党、緑友会に分かれています。

県議の名前だけを並べても、地域の政治構造は見えてきません。

どの選挙区から選ばれ、何回当選し、そのうち何回が無投票だったのか。2027年県議選を考えるときは、その履歴まで含めて確認する必要があります。

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