世界文化遺産になっている宮原坑へ行ってきました。
そもそもドキュメンタリー映画を観たことがきっかけで現在の大牟田を作った三池炭鉱の歴史に興味を持ちました。
まずは大牟田市石炭産業科学館へ行き、石炭の歴史をざっくり頭に入れました。
その後三池港を見てから、
現存している三池炭鉱跡であり世界文化遺産にも登録された宮原坑へ行ったという流れになります。
今回は、そんな世界文化遺産・宮原坑の歴史と現在を紹介します。
【世界文化遺産】三池炭鉱・宮原坑の歴史と現在
宮原坑が世界文化遺産に登録されたのは、2015年7月のことです。
世界遺産の種類や何故三池炭鉱跡が世界遺産に登録されたのか?は万田坑の記事→るろうに剣心の舞台にもなった世界遺産・万田坑(まんだこう)とは!?で詳しく説明しています。興味がある方は是非ご覧ください。
宮原坑の歴史
宮原坑は、1989年から1931年まで年間40~50万トンの石炭を出炭していた三池炭鉱の坑口の1つです。
1930年までは三池集治監という現在の刑務所に収監されていた囚人たちを採炭作業に従事させていました。
現在は、1901年に完成した第二竪坑が残り、櫓や巻揚機室やデビーポンプ室の壁などから当時の様子をしのぶことができます。
宮原坑の現在
それでは実際に行ってきた宮原坑の現在の様子を豊富な写真と共に紹介します。
アクセス
住所は、〒836-0875 福岡県大牟田市宮原町1丁目86−3です。
万田坑の住所は熊本県荒尾市でしたが、宮原坑は大牟田市になります。
車でカーナビ通りに向かいながらも第二竪坑櫓が見えるまでは「本当にここかな?」とちょっとだけ不安になりますが大丈夫です。
駐車場
大きな無料の駐車場があります。
駐車場から撮影した宮原坑の様子がコチラ↓です。
駐車場から道路に出ると(写真で見たことがあるような)宮原坑の現在の姿が撮影できます。
三池炭鉱専用鉄道敷跡
駐車場から小さな橋を渡って入場口まで歩いていきます。
橋の上からは各坑口と三池港までを結んでいた三池炭鉱の大動脈・三池炭鉱専用鉄道敷跡を見ることができます。
入場もガイドさんも無料
宮原坑は無料で観覧できます。
入場口にはガイドさんがいて声をかけてくれました。40分くらいで宮原坑を案内してくれます。
※説明書きを見ればわかるだろうと安易に考えて思わず断ってしまい、かなり後悔しています。正直実際の炭鉱の様子など見ただけでわかるはずもありません。この時の失敗を踏まえて次の万田坑ではガイドさんにお願いした次第です。
宮原坑第二竪坑櫓
宮原坑のシンボルともいうべき宮原坑第二竪坑櫓です。
ぐるっと回って下から覗き込むとこんな感じ↓です。
荘厳とでもいうのでしょうか、迫力があります。
櫓の下にはレールが走っています。
宮原坑第二竪坑巻揚機室
宮原坑第二竪坑巻揚機室の中にも入ることができます。
宮原坑デビーポンプ室壁
当時世界最大級の排水用ポンプ・デビーポンプ室の壁の一部が残っています。
デビーポンプはイギリス製で、19世紀末世界最大の能力を誇っていたそうです。
宮原坑にはこのポンプが4台据え付けられていたとのことです。
従業員控室
従業員控室も残っています。
ただ中には入れない為、窓から部屋の中を撮影しました。
ちょっとばかり反射で見えにくいですが、真ん中にストーブのようなものがあり、周囲はベンチで囲まれています。
煙突跡
現在は案内板だけですが当時はこの場所に大きな煙突が立っていた、とのことです。
まとめ
今回は、世界文化遺産の1つ宮原坑の歴史と現在を紹介しました。
・入場無料
・ガイド無料
宮原坑では、すべて無料で世界文化遺産を見ることができます。
無料のガイドさんの説明を聞きながら、ゆっくり見てまわることをおススメします。
所要時間は1時間程度みておけば大丈夫です。
ちなみに入場口のところにはお土産屋さんもありました。
是非、1度訪ねてみてください。
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