久留米市草野町の須佐能袁神社を知っていますか?
スナノオ神社と言い、草野では「ぎおんさん」と呼ばれ親しまれているようです。
草野は昔の城下町のような風情ある街並みです。
その中でも、須佐能袁神社は、ひと際威厳があり町のシンボルのような印象を受けます。
今回は、そんな草野に鎮座する須佐能袁神社を写真と共に紹介します。
久留米市草野町『須佐能袁神社(スサノオ)』写真ガイド
それでは、早速、久留米市草野町の須佐能袁神社を見ていきましょう。
アクセス
須佐能袁神社の所在地は、〒839-0835 福岡県久留米市草野町443−2です。
目の前には、専念寺というお寺があります。
鳥居
草野町のメインストリートである県道151号線・浮羽草野久留米線沿いにあります。
鳥居の奥に橋が見えています。
この橋は小さいのですが、かなりの急こう配です。
多分、ご年配の方や足腰が不自由な方だと橋を渡ることが難しいくらいのレベルです。※本殿の前に駐車場がありますから、駐車場から参拝に行くことをおススメします。
手水舎
奥に龍がいます。
水はありませんでした。
狛犬
まずは向かって右の狛犬です。
次に、左手の狛犬がこちらです。
どちらも狛犬も、とても大きく感じました。
楼門
本殿に入る前には、立派な楼門があります。
下は、本殿側から撮った楼門の裏になります。
本殿
賽銭箱には、久留米藩・有馬家の家紋があります。
同じ家紋は、五穀神社の賽銭箱にもあります。
御朱印
賽銭箱の横に御朱印があります。
撫で牛
境内には、撫で牛もいます。
再建記念碑
鳥居をくぐってすぐに再建記念碑があります。
現在の社殿および楼門は、1881年起工、1886年に完成したそうです。
御祭神
・主神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)
・右の座に天照大御神
・左の座に菅原道真公
由緒
鳥居の横、県道沿いに案内板があります。
須佐能袁神社は、1197年、竹井城主草野太郎永平が京都の八坂神社より勧請し、創建したそうです。
当時、草野祇園社といい、草野家代々の守護神だったとのことです。
1588年、戦国時代に約400年続いた草野家が滅亡した後は、草野町民の手により今日まで氏神として存在しているようです。
神仏混合時代には勝光山祇園寺と呼ばれていたようですが、明治4年の神仏分離によって、今の須佐能袁神社と称するようになったという歴史があります。
もう一つの須佐能袁神社(御仮屋)
すぐ近く、クルマで1分、徒歩で7分程度の場所に、もう一つ須佐能袁神社があります。
御仮屋となっています。
須佐能袁神社の神様が年に一度泊まりに来る神社とのことです。
毎年7月の須佐能袁神社御幸祭の1日目の夜に、この御仮屋で1泊し、2日目の午後4時に御仮屋にて祭典が斉行された後、午後5時頃境内を出発し須佐能袁神社へ戻るようです。
草野西公民館と遊具があります。
まとめ
今回は、久留米市草野町の須佐能袁神社を紹介しました。
草野氏の歴史と草野町の歴史が垣間見える、草野町のシンボル的な神社という印象です。
その他の名所・世界のつばき館や草野町歴史資料館などと共に、草野町に行った際は是非立ち寄りたいスポットです。
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