福岡県久留米市上津町にある浦山公園。
巨大な成田山慈母観音像の隣にある公園として知られていますが、実はこの公園には古墳群が残されています。
浦山公園の園内には「浦山古墳群」と呼ばれる古墳が点在しており、現在確認されているのは1号墳から6号墳までです。
また、公園の駐車場には古墳の歴史を紹介する浦山公園古墳館もあります。
今回は、久留米の古代史を今に伝える浦山公園古墳群と古墳館をまとめて紹介します。
浦山公園古墳群とは
浦山公園古墳群は、久留米市上津町の浦山公園内に残る古墳群です。
古墳の年代は5世紀後半頃と考えられており、筑後地方の古墳文化を知る資料の一つになっています。
現在確認されているのは1号墳から6号墳までですが、なかには消滅しているものや、痕跡だけが残るものもあります。
公園の中を歩いていると、普通の盛り土のように見える場所が、実は古墳だったということもあり、歴史を感じながら散策できる場所になっています。
浦山公園古墳館
浦山公園の駐車場の一角には、古墳の歴史や出土品を紹介する小さな資料館があります。
入館料は無料で、無人の施設ですが、久留米周辺の古墳文化について知ることができます。
展示では
- 浦山古墳群の模型
- 円筒埴輪
- 久留米市にある古墳の紹介
などを見ることができます。
浦山公園古墳群1号墳~5号墳
浦山公園の園内には、1号墳から5号墳までの古墳が点在しています。
ただし現在は
- 消滅しているもの
- 盛り土だけ残るもの
- 場所がわかりにくいもの
などがあり、探しながら歩くとちょっとした探検のような感覚になります。
実際に公園を歩きながら、古墳を探してみました。
浦山公園古墳6号墳
浦山古墳群の中でも少し特徴的なのが6号墳です。
この場所にはお堂があり、弘法大師(空海)に関係する信仰の場所になっています。
地図には「弘法山」と記されており、真言宗の幟も立っています。
古墳と信仰が重なった、少し不思議な雰囲気の場所です。
久留米と古墳文化
筑後地方には多くの古墳が残っています。
特に有名なのが、八女丘陵にある岩戸山古墳です。
これは北部九州最大級の前方後円墳で、古代豪族・筑紫君磐井の墓とされています。
また、その近くには石人山古墳もあり、武装石人で知られる特徴的な古墳です。
浦山古墳群も、こうした筑後地方の古墳文化の流れの中で作られたものと考えられています。
まとめ
浦山公園は遊具や池がある公園として知られていますが、園内には古代の歴史を感じることができる浦山古墳群も残っています。
古墳館で歴史を知り、公園を歩きながら古墳を探してみると、いつもとは違った浦山公園の姿が見えてくるかもしれません。
久留米の古代史に触れることができる場所として、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
久留米ジャーナルでは、久留米・筑後地方に残る古墳を実際に歩きながら紹介しています。
浦山古墳群のほかにも、筑後地方には多くの古墳が残されています。
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