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中村かつきとは何者か|父親は元福岡県議・中村誠治、経歴と田主丸との関係

中村かつき まちと政治
この記事は約8分で読めます。

福岡県議会には、久留米市・うきは市から5人の県議が選出されています。

その一人が、中村香月(なかむら・かつき)氏です。

1993年生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)を卒業し、外資系コンサルティング会社のアクセンチュアで働いた後、2021年に福岡県議会議員へ初当選しました。

地方議員としては少し珍しい経歴を持つ人物ですが、中村かつき氏を調べていくと、もう一人の人物に行き着きます。

父親である、元福岡県議会議員の中村誠治氏です。

中村誠治氏は旧田主丸町を地盤として県議を2期務めた政治家で、2019年の県議選で落選。その約2年後、娘の中村香月氏が県議補選へ立候補しました。

つまり、中村かつき氏の政治家としての出発点を知るには、父・中村誠治氏の経歴と田主丸の政治を見ておく必要があります。

この記事では、中村かつき氏の経歴、父親の中村誠治氏、県議になるまでの流れを整理します。

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中村かつきとは

中村かつき氏の本名は、中村香月です。

福岡県議会の公式プロフィールによると、1993年4月6日生まれ。現在の選挙区は「久留米市・うきは市」で、当選回数は2回です。

2026年8月現在、会派は新政会。

文教委員会と国際化・多文化共生社会調査特別委員会に所属しています。

主な経歴を整理すると、次のようになります。

経歴
1993年 生まれる
2006年 久留米市立竹野小学校卒業
2009年 久留米市立田主丸中学校卒業
2012年 福岡県立朝倉高校卒業
2012年 立命館アジア太平洋大学入学
2013年 休学してカナダへ留学
2017年 立命館アジア太平洋大学卒業
2017年 アクセンチュア株式会社入社
2021年 福岡県議会議員補欠選挙で初当選
2023年 福岡県議選で再選

大学卒業から初当選までの経歴については、UAゼンセン議員ネットワークでも確認できます。

APU卒業後はアクセンチュアへ

中村かつき氏は、久留米市立竹野小学校、田主丸中学校、福岡県立朝倉高校を経て、2012年に大分県別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)へ進学しています。

大学在学中には1年間休学してカナダへ留学。

2017年に卒業すると、外資系コンサルティング会社のアクセンチュア株式会社へ入社し、官公庁部門に配属されました。

久留米で育ち、そのまま地元の政治家秘書などを経て県議になった人物とは、かなり違う経歴です。

そして2021年、会社員から福岡県議会議員へと転身します。

その背景にいたのが、父親の中村誠治氏でした。

中村かつきの父親は誰?元福岡県議・中村誠治

「中村かつき」と検索すると、父親について調べている人も少なくありません。

中村かつき氏の父親は、元福岡県議会議員の中村誠治氏です。

中村香月氏は中村誠治氏の次女であることが、2021年の県議補選当時にも報じられています。

では、父・中村誠治氏とはどのような人物なのでしょうか。

ここをたどると、中村かつき氏が県議になった背景も見えてきます。

父・中村誠治は国会議員秘書を経験

中村誠治氏は、旧福岡県立浮羽高校を卒業しています。

その後、福岡大学法学部法律学科を1978年に卒業し、地元出身の国会議員の政策秘書として国会事務所に勤務しました。

本人も浮羽究真館高校同窓会の就任あいさつで、地元国会議員の政策秘書を経て福岡県議となり、「政治の世界のなかで、ふるさとともに歩んだ35年間」と振り返っています。

つまり中村誠治氏自身も、突然県議になった人物ではありません。

国会議員秘書として政治の世界に入り、その後、地方政治へ転じています。

2011年に福岡県議へ初当選

中村誠治氏が福岡県議会議員に初当選したのは2011年です。

このときの久留米市選挙区は定数5に対して6人が立候補。

民主党の新人として出馬した中村誠治氏は15,676票を獲得し、3位で初当選しました。

2015年の県議選では民主党の現職として出馬。

13,141票を獲得して再選し、県議2期目に入りました。

旧田主丸町を政治的な地盤としていた人物でもあります。

現在も地元との関係は続いており、2024年度には浮羽究真館高校同窓会会長に就任しています。

2019年県議選で落選

転機となったのが2019年です。

この選挙では、久留米市選挙区の定数5に対して6人が立候補しました。

中村誠治氏は国民民主党の現職として3選を目指しましたが、11,189票。

5位当選だった江口善明氏の14,962票に届かず、6位で落選しました。

ここで、旧田主丸町を地盤としてきた中村誠治氏は福岡県議会の議席を失います。

そして約2年後、中村家から再び県議選へ向かう人物が現れます。

それが次女の中村香月氏でした。

父の落選から2年後、中村香月が県議補選へ

2021年、福岡県議会久留米市選挙区で補欠選挙が行われることになりました。

この補選に立候補したのが、中村香月氏です。

当時の福岡県民新聞は、旧田主丸町を地盤としていた中村誠治氏が2019年に議席を失った後、娘の香月氏が「父親に代わり」県議補選への挑戦を決めたと報じています。

また、当時の立憲民主党も中村香月氏を推薦候補として決定。

無所属・立憲民主党推薦という形で立候補しました。

父親が元県議だったという事実は、単なる家族紹介ではありません。

中村かつき氏がなぜ20代で突然県議選へ出ることになったのかを理解するうえで、重要な背景です。

父・中村誠治氏が長く政治活動を続けてきた田主丸という地域があり、2019年にその議席が失われ、2021年に娘が県議選へ出る。

この時系列を見ると、中村香月氏の県議初当選は父親の政治経歴と切り離して考えることはできません。

2021年の初当選は無投票だった

ただし、2021年の補欠選挙では実際の投票は行われていません。

定数1に対して立候補したのは中村香月氏のみ。

そのため、無投票で初当選しました。

つまり、中村香月氏が初めて県議になった2021年の時点では、有権者による得票という形で支持が測られたわけではありません。

中村香月氏にとって、本当の意味での選挙はその2年後にやってきます。

2023年県議選では13,462票を獲得して再選

2023年の福岡県議選から、久留米市とうきは市は一つの選挙区になりました。

「久留米市・うきは市選挙区」です。

定数5に対して8人が立候補する選挙となり、中村香月氏も無所属の現職として出馬しました。

結果は13,462票。

8人中4位で当選し、2期目に入りました。

2021年の初当選は無投票でしたが、2023年は違います。

8人が争う県議選で13,462票を獲得し、自ら議席を確保しました。

父・中村誠治氏から続く田主丸の政治的な基盤が、中村香月氏の出発点にあったことは確かでしょう。

一方で、2023年の結果まで見れば、単純に「元県議の娘だから県議になった」とだけ見るのも適切ではありません。

少なくとも現在は、一度の無投票当選を経て、有権者による選挙で議席を獲得した県議です。

現在の政党・会派は?

中村香月氏は2021年の補欠選挙では無所属で立候補し、立憲民主党の推薦を受けていました。

2023年の県議選にも無所属で立候補しています。

2026年8月現在、福岡県議会では「新政会」に所属しています。

新政会には中村香月氏のほか、浦田大治氏、鶴林大我氏、大塚絹子氏、堀大助氏、椛島徳博氏が所属しています。

この新政会を率いているのが、柳川市選出の椛島徳博氏です。消防職員や国会議員秘書を経て県議となった経歴、新政会会長としての立場、1人20万円のパリ夕食会をめぐる本人の説明は、「椛島徳博とは何者か|1人20万円のパリ夕食会に参加した新政会会長」で詳しく整理しています。

福岡県議会の公式プロフィールでは、中村氏は文教委員会と国際化・多文化共生社会調査特別委員会の委員となっています。

同じ久留米市・うきは市選挙区選出で、文教委員会と国際化・多文化共生社会調査特別委員会には新井富美子県議も所属しています。

インドで約24年間暮らし、2016年には衆院福岡6区補選にも出馬した新井氏については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事:新井富美子とは何者か|インド24年、鳩山二郎・蔵内謙と戦った久留米選出県議

中村かつきを見るには「父親」だけでは足りない

中村かつき氏は、いわゆる二世政治家として見ることもできます。

父・中村誠治氏は国会議員秘書を経て県議を2期務め、旧田主丸町を政治的な地盤としていました。

2019年に父が落選。

2021年に娘の中村香月氏が補選へ立候補し、無投票で初当選。

この流れだけを見れば、父から娘へ政治的な基盤がつながった側面は見えてきます。

しかし、父と娘の経歴はかなり異なります。

父は国会議員秘書から地方政治へ入りました。

一方の香月氏は、APUで学び、カナダへ留学し、アクセンチュアの官公庁部門で働いた後に政治家となっています。

さらに2023年には、実際の選挙で13,462票を獲得して再選しました。

父から続く田主丸という地域基盤。

そして、父親とは異なる民間企業や海外経験。

この二つを併せ持っているところに、中村かつき氏という県議の特徴があります。

同じ久留米市・うきは市選挙区には、長く県議を務める原口剣生氏もいます。

原口氏も父・原口久人氏から続く政治家一家の人物です。

久留米における県議と家族、選挙地盤の関係について考えるなら、こちらの記事もあわせて読むと、その構造が見えやすくなります。

関連記事:原口剣生とは何者か|久留米市政と福岡県議会をつなぐ有力県議

まとめ

中村かつき氏、本名・中村香月氏は、久留米市・うきは市選出の福岡県議会議員です。

1993年生まれ。

田主丸中学校、朝倉高校を経て立命館アジア太平洋大学へ進学し、カナダ留学を経験。卒業後はアクセンチュアで勤務しました。

そして2021年、福岡県議補選に立候補し、無投票で初当選。

2023年には13,462票を獲得して再選しています。

その政治家としての出発点には、父親である元福岡県議・中村誠治氏の存在があります。

中村誠治氏は国会議員秘書を経て、2011年から福岡県議を2期務めました。

旧田主丸町を地盤としていましたが、2019年県議選で落選。その約2年後に、次女の香月氏が県議選へ出ています。

父から娘へ。

しかし、経歴は同じではありません。

父が長く関わってきた地域政治の基盤と、娘が民間企業や海外経験で身につけたキャリア。

その二つが重なる場所に、現在の中村かつき氏がいます。

中村氏を含め、久留米市から選ばれた県議、市長、市議会、国政とのつながりについては、こちらの記事でまとめています。

関連記事:久留米の政治を読む|市長選・市議会・県議会から街の動きを整理する

久留米を含む筑後地方の県議一覧は、こちらの記事で詳しく整理しています。

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