福岡県久留米市に本部を置く指定暴力団道仁会は、九州でも最大級の組織として知られています。
1971年の結成以降、組織は歴代会長によって運営され、九州の暴力団勢力図の中で大きな存在感を持ってきました。
この記事では、道仁会の歴代組長(会長)を初代から現在まで整理し、組織の転換点とともに解説します。
道仁会の組織概要や勢力については
▶道仁会とはどんな組織か
の記事で詳しく解説しています。
道仁会の歴代組長(会長)
初代会長・古賀磯次
在任:1971年〜1992年
道仁会は1971年に結成され、古賀磯次が初代会長となりました。
久留米を拠点に組織の基盤を築き、筑後地区を中心に勢力を広げていきます。
戦後の久留米は
- 軍都の名残
- 繁華街文化街
- 不良グループ
などが入り混じる独特の都市環境があり、その社会背景の中で道仁会が形成されていきました。
二代目会長・松尾誠次郎
在任:1992年〜2006年
二代目体制では組織の拡大が進み、道仁会は九州でも有力な暴力団組織となります。
また、この時代には
- 九州各地への進出
- 組織の広域化
が進み、地方組織から九州規模の組織へと成長しました。
三代目会長・大中義久(二代目松尾組組長)
在任:2006年〜2007年
三代目人事は、道仁会史上もっとも大きな転換点となりました。
三代目体制をめぐる内部対立が表面化し、その結果、離脱勢力が九州誠道会を結成。
これをきっかけに九州北部では激しい抗争が発生します。
大中義久(※本名は松尾義久とする資料もある。)は2007年8月、福岡市で射殺されました。
四代目会長・小林哲治
在任:2007年〜2025年
三代目の死去後、小林哲治が四代目会長に就任しました。
四代目体制は長期政権となり、
- 組織の再建
- 抗争の収束
- 組織維持
などを進めながら、道仁会は九州の指定暴力団として勢力を維持してきました。
五代目会長・福田憲一
在任:2025年〜現在
2024年5月、久留米市で五代目継承式が行われ、四代目小林哲治から理事長の福田憲一へ体制が引き継がれました。
2025年には福岡県公安委員会が代表者変更を公示し、正式に五代目体制となっています。
道仁会の歴史の転換点
道仁会の歴史の中で、特に重要なのは次の2つです。
① 三代目体制と組織分裂(2006年)
三代目人事をめぐる内部対立が激化し、離脱勢力が九州誠道会(現・浪川会)を結成。
この対立は、のちに九州最大級の暴力団抗争へ発展しました。
② 五代目体制への移行(2024〜2025年)
2024年の継承式により、道仁会は四代目から五代目体制へ移行しました。
現在の道仁会は
- 福岡
- 佐賀
- 熊本
- 長崎
など九州各地に組織を持つ広域団体とされています。
久留米という都市と道仁会
道仁会を語る上で欠かせないのが、久留米という都市の歴史です。
久留米は
など複雑な歴史を持つ街であり、その社会背景の中で道仁会も誕生しました。
久留米の裏面史を理解する上でも、道仁会の歴史は無視できない存在と言えるでしょう。
まとめ
道仁会の歴代会長は次の通りです。
| 代 | 会長 |
|---|---|
| 初代 | 古賀磯次 |
| 二代目 | 松尾誠次郎 |
| 三代目 | 大中義久 |
| 四代目 | 小林哲治 |
| 五代目 | 福田憲一 |
三代目体制の混乱と五代目継承は、道仁会の歴史を理解する上で重要なポイントです。
三代目人事をきっかけに激化した抗争の経緯は、こちらで詳しく整理しています。
現在の道仁会の勢力や近年のニュースを知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

参考資料(出典)
・警察庁「暴力団情勢」
・福岡県警資料
・各新聞報道
・Wikipedia「道仁会」


