福岡県久留米市にあります日吉神社を知っていますか。
日吉神社は、久留米市内に何か所かあります。
そのなかでも今回は、国分町にある日吉神社を豊富な写真と共に紹介したいと思います。
写真でつづる久留米市国分町日吉神社ガイド
それでは、国分町の日吉神社をみていきましょう。
アクセス
住所は、〒839-0863 福岡県久留米市国分町711−1になります。
電車をご利用の場合は、JR久大本線・南久留米駅から徒歩約20分くらいになります。
鳥居
3つの鳥居が、ほぼ等間隔で並んでいます。
鳥居の文字は読みづらいですが、山王宮(さんのうぐう)と書かれています。
十三塚神社
鳥居をくぐると、右手に、十三塚神社があります。
十三塚があることからも古墳があった場所でもあります。
木製の比較的新しい鳥居があります。
平成12年12月吉日と書かれています。
久留米市の伝承では、元々古墳があった場所に日本陸軍の基地を作ったことで事故がたえず、十三塚神社を建立したとあります。
日本における十三仏の思想について、もっと知りたい方は、下記の本を参照してください。
手水舎
手水舎は、コロナの影響で、使用不可となっていました。
狛犬
右側の狛犬です。
玉をくわえています。
どこの神社も同じですが、玉をくわえている意味は、正しいこと(真実だけ)を言うということです。
左手の狛犬になります。
こちらもどこの神社でも大体同じですが、口を閉じています。
無駄口を叩かないという意味になります。
口は開けていますが、玉がない狛犬もいました。
見ざる言わざる聞かざるの3猿
3猿がいます。
3猿は日光東照宮が有名ですが、もともとは日吉神社の総本社・日吉大社が猿を神の使者としていることが発端だそうです。
牛の像
牛がいます。
ご神木
日吉神社のご神木になります。
世界人類が平和でありますように
日吉神社の境内の端っこに、「世界人類が平和でありますように」のポールがありました。
このポールは、ピースポールと呼ばれるものです。
結構、たまに見かけると思います。
1970年代後半頃から流行したもののようです。
実施団体は、白光真宏会という団体だそうです。
詳細な意味について知りたい方は、創始者の五井昌久さんが記した下記の本を参照してください。
由緒
ご由緒が書かれていました。
領座地
久留米市国分町字谷七一一番地の一
御祭神
大山昨命(おおやまくいのかみ)
安徳天皇
少彦名命(すくなびこなのみこと)
仁徳天皇
神功皇后
菅原道真
由緒
承平二年九月(932年)今より約千年余前宮一品、兼基親王、山王宮を御建立せられる。これが当地に日吉神社が鎮座された初めである。
国分寺跡
国分町の日吉神社内には、史跡・筑後国分寺跡があります。
国分僧寺跡になります。
国分寺は、奈良時代に鎮護国家の思想をもとに各国に配置した寺です。
まとめ
久留米市国分町の日吉神社は、町に溶け込んだ綺麗な神社です。
何気なく通り過ぎる方が多いかもしれませんが、かなり奥深い歴史がつまっています。
初詣はもちろんのこと、とても見応えがある神社だろうと思います。
徒歩10分ほどの場所には、熊野神社(権現山神社)があります。
同じく日吉神社は、西町にもあります。
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