久留米の梅雨は、毎年同じ時期に始まり、同じように終わるわけではありません。
平年では6月上旬から7月中旬ごろまでとされますが、実際には5月中旬に梅雨入りする年もあれば、6月下旬までずれ込む年もあります。
この記事では、気象庁が公表している九州北部地方の梅雨入り・梅雨明けデータをもとに、久留米周辺の梅雨がいつからいつまで続くのか、過去10年の傾向と雨の日数を整理します。
久留米の梅雨はいつからいつまで?過去10年の梅雨入り・梅雨明けと雨の日数
久留米市の梅雨を考える場合、基本になるのは気象庁の「九州北部地方」のデータです。
久留米だけの梅雨入り日、梅雨明け日が発表されるわけではなく、福岡県を含む九州北部地方として、毎年の梅雨入り・梅雨明けが整理されています。
気象庁によると、九州北部地方の平年の梅雨入りは6月4日頃、梅雨明けは7月19日頃です。
つまり、平年の感覚でいえば、久留米の梅雨は6月上旬から7月中旬ごろまで続くと見てよいでしょう。
過去10年の梅雨入り・梅雨明け
九州北部地方の過去10年の梅雨入り・梅雨明けは、次の通りです。
| 年 | 梅雨入り | 梅雨明け | 梅雨期間 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 6月4日頃 | 7月18日頃 | 約44日 |
| 2017年 | 6月20日頃 | 7月13日頃 | 約23日 |
| 2018年 | 6月5日頃 | 7月9日頃 | 約34日 |
| 2019年 | 6月26日頃 | 7月25日頃 | 約29日 |
| 2020年 | 6月11日頃 | 7月30日頃 | 約49日 |
| 2021年 | 5月11日頃 | 7月13日頃 | 約63日 |
| 2022年 | 6月11日頃 | 7月22日頃 | 約41日 |
| 2023年 | 5月29日頃 | 7月25日頃 | 約57日 |
| 2024年 | 6月17日頃 | 7月17日頃 | 約30日 |
| 2025年 | 5月16日頃 | 6月27日頃 | 約42日 |
この10年を見ると、梅雨入りが最も早かったのは2021年の5月11日頃、最も遅かったのは2019年の6月26日頃です。
梅雨明けも、2025年のように6月中に明ける年がある一方で、2020年のように7月30日頃まで続いた年もあります。
久留米の梅雨は「だいたい6月から7月」と言えますが、実際には年によってかなり幅があります。
久留米の梅雨は平均で約41日
過去10年の梅雨期間を単純に平均すると、約41日です。
つまり、久留米周辺の梅雨は平均すると1か月半弱続くことになります。
ただし、2017年は約23日と短かった一方、2021年は約63日とかなり長かったり、年ごとの差があります。
梅雨入りが早い年は、梅雨の期間そのものも長くなりやすい傾向です。
一方で、梅雨の期間が長いから必ず水害リスクが高い、短いから安心というわけではありません。
重要なのは、どれくらいの日数で雨が降ったかだけでなく、短い期間にどれだけ強い雨が集中したかです。
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梅雨期間中は毎日雨が降るわけではない
梅雨というと、毎日のように雨が降るイメージがあります。
しかし、実際には梅雨期間中でも晴れ間はあります。雨が降らない日もあります。問題は、晴れの日があるかどうかではなく、大雨が短期間に集中することです。
たとえば2025年の久留米を見てみると、梅雨入りは5月16日頃、梅雨明けは6月27日頃でした。この期間をもとに、久留米の観測データから日降水量で見ると、雨の日はおよそ半分程度です。
※ここでは、日降水量が0.5mm以上の日を「雨の日」として数えます。
| 区分 | 2025年の目安 |
|---|---|
| 梅雨期間 | 約43日 |
| 雨の日 | 約21日 |
| 雨なしの日 | 約22日 |
| 晴れ寄りの日 | 約13日 |
この数字だけを見ると、梅雨期間中でも雨が降らなかった日はかなりあります。
つまり、久留米の梅雨は「毎日ずっと雨」というより、晴れ間や曇りの日を挟みながら、まとまった雨が降る季節と見た方が実態に近いでしょう。
2025年の梅雨期間中も、雨のない日がある一方で、6月にはまとまった降水が記録された日があります。
久留米で注意したいのは「梅雨の長さ」より「集中豪雨」
久留米市で梅雨を考える場合、単に梅雨入り日や梅雨明け日だけを見るのでは不十分です。
梅雨が長い年でも、雨の降り方が分散していれば大きな被害につながりにくい場合があります。逆に、梅雨の期間が短くても、数日間に強い雨が集中すれば、筑後川や市街地の低地、過去に浸水した地域では注意が必要になります。
久留米は、筑後川や広い低平地を抱える街です。
そのため、梅雨の時期には「今年の梅雨入りは早いか遅いか」だけでなく、「どのタイミングで強い雨が続くか」を見る必要があります。
特に6月下旬から7月にかけては、梅雨末期の大雨が起きやすい時期です。梅雨明けが近いからといって油断できるわけではありません。
まとめ
久留米市を含む九州北部地方の梅雨は、平年では6月4日頃に入り、7月19日頃に明けます。
過去10年で見ると、梅雨期間は平均で約41日。およそ1か月半弱です。
ただし、年によって差は大きく、5月中旬に梅雨入りする年もあれば、6月下旬まで梅雨入りが遅れる年もあります。梅雨明けも、6月中に明ける年から7月末まで長引く年まで幅があります。
また、梅雨期間中だからといって毎日雨が降るわけではありません。2025年の久留米では、梅雨期間中の雨の日はおよそ半分程度でした。
久留米の梅雨で本当に注意したいのは、梅雨の日数そのものよりも、短い期間に雨が集中することです。
梅雨は、ただ雨が多い季節ではありません。
久留米にとっては、街の地形、川、低地、過去の浸水履歴をあらためて確認する季節でもあります。
