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原口剣生の全県議選記録|7期連続当選、2003年から6回連続トップ当選

原口剣生の全選挙記録 まちと政治
この記事は約9分で読めます。

原口剣生氏は、1999年の福岡県議選で初当選し、2023年まで7期連続で当選しています。

ただし、「7期連続当選」という言葉だけでは、毎回何人が立候補し、原口氏が何位で当選したのかは分かりません。

久留米市選挙区は複数の候補が当選する選挙区です。2023年からは、久留米市選挙区とうきは市選挙区が統合され、定数5の「久留米市・うきは市選挙区」になりました。

福岡県選挙管理委員会の記録をたどると、原口氏は初当選の1999年が3位でした。その後、2003年から2023年までは6回連続で最多得票の1位当選です。

この記事では、原口氏が立候補した全7回の県議選を、得票数、得票率、投票率、定数、候補者数、当選順位から整理します。

あわせて、父・原口久人氏の最後の県議選と、弟・原口新五氏も立候補した1999年の選挙を同じ時間軸で確認します。

※原口剣生氏は県議になる前、1987年に久留米市議へ初当選し、3回連続で当選したと本人の公式プロフィールに記載されています。本記事の数値一覧は、福岡県が一括公開している県議選の全7回を対象とします。

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原口剣生氏の全県議選記録一覧

結果党派選挙区定数/候補者当選順位原口氏の得票得票率投票率当選圏最下位との差
1999年当選(1期)自由民主党久留米市4/73位15,643.361票15.72%56.85%+481.361票
2003年当選(2期)自由民主党久留米市4/51位25,522票30.47%46.80%+10,926票
2007年当選(3期)自由民主党久留米市4/51位29,046票31.09%51.12%+11,722.148票
2011年当選(4期)自由民主党久留米市5/61位26,495票25.06%44.68%+11,983.425票
2015年当選(5期)自由民主党久留米市5/81位25,784票25.32%42.87%+13,487票
2019年当選(6期)自由民主党久留米市5/61位28,068票25.82%44.88%+13,106票
2023年当選(7期)自由民主党久留米市・うきは市5/81位27,452票28.17%36.79%+15,631票

※得票率は、原口氏の得票数を選挙区全体の有効投票数で割り、小数第3位を四捨五入したものです。複数人区であるため、ここでいう得票率は「有効投票に占める原口氏の票の割合」です。

※「当選圏最下位との差」は、原口氏の得票から、その選挙で最も得票が少なかった当選者の得票を引いた数です。1999年は原口氏自身が3位のため4位との差、2003年以降は1位から当選圏最下位までの差になります。

※小数点以下の票は按分票です。候補者名の一部だけが書かれ、どの候補への投票か確定できない票などを、公職選挙法の規定に基づいて各候補へ比例配分した結果です。

県議選以前は父・原口久人県議の秘書と久留米市議

原口剣生氏の政治経歴は、県議選から始まったわけではありません。

1983年から1987年まで、父である原口久人県議の秘書を務めました。

その後、1987年に久留米市議へ初当選し、3回連続で当選しています。

つまり、1999年の県議初当選までに、父の県議秘書と市議3期を経験していたことになります。

1999年、初の県議選は7人中3位で当選

原口剣生氏が初めて県議選へ立候補したのは1999年です。

久留米市選挙区は定数4に対して7人が立候補しました。1位は公明党の田中正勝氏で2万92票、2位は無所属の清田信治氏で1万6,056票でした。

原口剣生氏は約1万5,643票を獲得して3位で初当選しています。2位との差は約413票、4位の沢水英二氏との差も約481票で、初当選時は当選圏内でも接戦でした。

1位の2万92票との差は約4,448票です。

この選挙には、弟の原口新五氏も無所属で立候補しています。原口新五氏は約1万4,475票で5位となり、当選には約687票届きませんでした。兄の剣生氏と弟の新五氏の差は約1,168票です。

※1999年県議選では原口姓の候補者が複数いたため、候補者名を特定できない票が按分され、公式記録には小数点以下の得票が記載されています。本記事では読みやすさを優先し、四捨五入して表示しています。

2003年、初めて1位で当選

2003年は定数4に対して5人が立候補しました。

1999年に原口氏より上位だった田中正勝氏と清田信治氏も、引き続き2003年県議選に立候補しています。

しかし、原口氏は2人を得票で上回り、前回の3位から初めて1位へ浮上しました。

単に上位候補がいなくなったのではなく、同じ顔ぶれの中で順位を逆転したことになります。

原口氏は2万5,522票を獲得し、初めて1位で当選しました。

2位は2万338票で、差は5,184票です。

4位当選者との差は1万926票でした。

得票率は30.47%で、1999年の15.72%から大きく上がっています。※ただし、候補者数が7人から5人へ減っているため、得票率の変化をそのまま支持の増減とみなすことはできません。

2007年、2万9,046票で最多得票

2007年も定数4に対して5人が立候補しました。

原口氏は2万9,046票を獲得し、2回連続の1位当選です。

2位との差は6,979.853票、4位当選者との差は1万1,722.148票でした。

2万9,046票は、原口氏の全7回の県議選で最も多い得票です。

得票率31.09%も7回の中で最も高くなっています。

2011年、定数5でも1位当選し県議会議長へ

2011年は久留米市選挙区の定数が4から5となり、6人が立候補しました。

原口氏は2万6,495票で1位当選しました。

2位との差は3,577.576票、5位当選者との差は1万1,983.425票です。

福岡県議会の歴代議長一覧によると、原口氏は同年5月16日に第61代福岡県議会議長へ就任し、2012年5月22日まで務めました。

選挙で4期目を得た直後に県議会議長へ就いたことになります。

2015年、8人が争う選挙で1位当選

2015年は定数5に対して8人が立候補し、原口氏の7回の県議選で最も候補者が多い選挙になりました。

原口氏は2万5,784票で1位当選しました。

2位との差は5,409.872票、5位当選者との差は1万3,487票です。

候補者が増えても、2003年から続く最多得票を維持しました。

2019年、6回目の当選も1位

2019年は定数5に対して6人が立候補しました。

原口氏は2万8,068票で1位当選しました。

2位の2万27票との差は8,041票で、5位当選者との差は1万3,106票です。

この時点で、2003年から5回連続の1位当選となりました。

2023年、久留米市・うきは市選挙区で1位当選

2023年は選挙区の区割りが変わりました。

それまでの久留米市選挙区と、定数1だったうきは市選挙区が統合され、定数5の「久留米市・うきは市選挙区」となりました。

8人が立候補しています。

原口氏は2万7,452票を獲得し、1位で7期目の当選を果たしました。

2位の1万6,355票との差は1万1,097票で、原口氏の県議選では最も大きな2位との差です。5位当選者との差は1万5,631票でした。

投票率は36.79%です。2019年の久留米市選挙区の44.88%から8.09ポイント低くなりました。

一方、原口氏の得票は2019年より616票少ないものの、有効投票に占める割合は25.82%から28.17%へ2.35ポイント上がっています。

※ただし、2023年はうきは市が加わり選挙区の範囲が変わっているため、得票数や得票率の単純比較には注意が必要です。

父・原口久人氏の最後の県議選は1995年3位当選

原口久人氏について、福岡県が公開する選挙記録で確認できる最後の県議選は1995年です。

久留米市選挙区は定数4に対して6人が立候補しました。自民党現職の原口久人氏は1万3,745票を獲得し、3位で当選しています。

項目1995年の記録
選挙区久留米市
定数/候補者4/6
党派・前元新自由民主党・現職
結果3位当選
得票13,745票
得票率17.11%
投票率48.49%
4位当選者との差+1,836票
5位の次点候補との差+3,711票

1995年の久人氏と、1999年に初当選した剣生氏は、どちらも定数4の久留米市選挙区で3位当選でした。

原口久人氏から原口剣生氏、新五氏へ続く流れ

原口家と久留米政治の流れを、公表資料で確認できる事実に絞って並べると、次のようになります。

年・期間確認できる出来事
1981年7月~1982年7月原口久人氏が第43代福岡県議会副議長を務める
1983年~1987年原口剣生氏が父・久人県議の秘書を務める
1987年剣生氏が久留米市議へ初当選。その後3回連続当選
1995年久人氏が最後に確認できる県議選で、6人中3位当選
1999年久人氏は立候補せず、剣生氏が7人中3位で県議初当選。新五氏は5位で落選
2022年新五氏が久留米市長に就任

この時系列からは、久人氏の県議活動、剣生氏の秘書・市議経験、剣生氏の県議初当選、新五氏の県議選挑戦という流れを確認できます。

同時に、剣生氏自身が2022年のインタビューで、家族を一括りにせず、それぞれ別の政治家だという趣旨を語っている点にも注意が必要です。

弟の原口新五氏が、県議選への立候補を経て久留米市長になるまでの経歴については、関連記事で詳しく整理しています。

関連記事:原口新五とは何者か|原口剣生との関係と久留米市長になるまで

選挙記録が示す原口剣生の久留米での強さ

1.県議選7回はすべて選挙戦で、すべて当選

原口剣生氏が立候補した1999年から2023年までの県議選は、7回すべてで定数を上回る候補者が立ち、投票が行われました。

無投票当選は一度もなく、7回すべてで当選しています。

蔵内勇夫氏の全選挙記録では、10回の当選のうち7回が無投票でした。同じ長期在職の県議でも、選挙区によって当選の形は大きく異なります。

2.初当選は3位、その後は6回連続で1位

1999年の初当選は、4議席中3位で、4位との差は481.361票でした。

2003年に初めて1位となってからは、2007年、2011年、2015年、2019年、2023年と6回連続で最多得票です。

「7期連続当選」だけでなく、当選順位まで並べることで、初当選時とその後の違いが見えてきます。

3.2023年は投票率が最低でも、2位との差は最大

2023年の投票率36.79%は、原口氏が立候補した7回の県議選で最も低い数字です。

一方、2位との差1万1,097票は最も大きくなりました。

ただし、低投票率と大きな票差の因果関係までは、この結果だけでは分かりません。さらに、2023年には選挙区の統合もあります。確認できるのは、初めての久留米市・うきは市選挙区で、原口氏が最多得票だったという事実です。

まとめ

原口剣生氏の県議選記録は、1999年から2023年まで7回連続の当選です。

初当選の1999年は定数4のうち3位で、当選圏最下位との差は481.361票でした。2003年以降は6回連続で1位当選しています。

父・原口久人氏は、最後に確認できる1995年の県議選で3位当選しました。次の1999年選挙では久人氏は立候補せず、剣生氏が県議へ初当選し、弟の新五氏も立候補しています。

この記録から、久人氏から剣生氏へ続く政治経歴の時系列は確認できます。

原口剣生氏の経歴や福岡県議会での位置づけについては、原口剣生とは何者かで整理しています。

原口新五氏の市議時代から市長就任までの流れは、原口新五とは何者かをご覧ください。

久留米市政、県議会、国政をつなぐ関連記事は、久留米の政治にまとめています。

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