文化街のキャバクラは危険⁉店外デートで道仁会組員が強盗傷害で逮捕

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久留米の繁華街・文化街が今また危険な状況になっている。

先日、ニュースになった、ある事件がある。この事件は、当然のように夜の街に戦慄の影を落とした。

「キャバ嬢のバックにヤクザがいると思ったら、もうキャバクラでは楽しめない…」(お客談)

果たして今、文化街で何が起きているのか?

記者は、闇に覆われた夜の街の関係者に徹底取材した。

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久留米・文化街の夜に潜む影|キャバクラと道仁会の関係を探る

キャバクラ嬢に「夜景を見に行こう」と店外デートへ誘われていったら、道仁会の組員に集団リンチにあった挙句に、時計や金品を強奪されたというのだ。

久留米市などで知人男性の太ももを千枚通しで突き刺すなどして重傷を負わせ、脅迫したなどとして、男女6人が逮捕されました。

強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、久留米市の道仁会系の組幹部、柳川和樹容疑者(52)、いずれも道仁会系組員の近藤涼雅容疑者(21)、徳永一喜容疑者(20)、内野泰征容疑者(22)、筑後市のキャバクラ店従業員、内野莉衣那容疑者(21)、久留米市の建設作業員、上川魅流容疑者(20)の6人です。

警察によりますと柳川容疑者らは5月、30代の知人男性を誘い出し、久留米市の山道などで顔や腹をレンチの様なもので殴り、太ももを千枚通しで突き刺すなどして重傷を負わせたうえ、現金3万円などを盗み、「今後女とは関わるな、落とし前として200万円用意しろ」と脅迫した疑いがもたれています。

ニュース報道では筑後市の女とだけ書かれていて、文化街か確信は持てなかったが、記者が関係者に取材したところ「あの事件の店は文化街のキャバクラです」とのことだった。

福岡県久留米市の中心街・文化街。 ネオンが灯る夜、この一角はキャバクラやスナックが並び立ち、地元客から出張ビジネスマンまで多くの人が訪れる。だが、街の歴史をたどると、その裏側には長年にわたり「道仁会」をはじめとする暴力団の影が存在してきたことは、誰もが知る“公然の秘密”だった。秘密のまま露呈しなければ、噂程度で気にしなくてもいいのだが、秘密が明るみに出てしまえば身構えるのは当然だ。

「もう文化街の店には怖くて行けない…」(お客談)

暴力団排除条例の施行から10年以上。果たしていま、久留米の夜の街はどこまで変わったのか。現場の声を取材した。


1. 久留米・文化街とはどんな場所か

文化街は久留米市日吉町周辺に広がる歓楽街で、 キャバクラ、スナック、ラウンジ、居酒屋が軒を連ねる久留米随一の夜の街である。戦後の復興期、闇市から自然発生的に形成され、昭和後期には数百軒の飲食店が立ち並んだ。

その過程で、地元を拠点とする指定暴力団「道仁会」が勢力を持ち、文化街の秩序を“管理”していた時代もあったという。

「昔は“用心棒代”っていうのが当たり前で、店を守ってもらう代わりに月々いくらか払ってた。 今では考えられないけど、当時はそれが“平和のルール”だったんですよ。」 —— 元キャバクラ経営者


2. 暴排条例後も残る“見えない関係”

2011年の「福岡県暴力団排除条例」により、 暴力団関係者との取引や支払い行為は一切禁止された。 久留米市も警察と連携し、文化街の店舗へ暴排ステッカーを貼付し、街ぐるみの排除運動を進めてきた。しかし、完全に関係が断ち切れたわけではない。 近年の報道でも、道仁会系幹部による脅迫・恐喝事件がたびたび摘発されている。

現在でも用心棒代、みかじめ料を要求する道仁会と店のオーナーの攻防が続いている。

「ニュース報道なんかで文化街と道仁会の関係とか取り沙汰されると迷惑です。ただでさえお客さんの数が減っているのに、ますます客足が遠のく。踏んだり蹴ったりですよ。わたしは道仁会と揉めている方です。断固として払っていません」—— 現役ガールズバーオーナー

「昔のように“顔を出す”ことはないけど、 資金提供や裏での経営参加みたいな形で、まだ“繋がり”を保とうとする動きはある。 現場では“どこまで関係を持たないか”が常に課題です。」 —— 現役キャバクラ店長


3. キャバ嬢を狙う“甘い誘い”の実態

久留米市警関係者によると、暴力団関係者が直接的に店を支配することは減った一方で、 最近では「個人を狙った接近」が増えているという。

守ってやる」「相談に乗る」と近づき、キャバ嬢を囲い込み、 金銭的支配や交際関係を通じてコントロールする手口だ。

「最初は優しくて頼れる人だと思った。でも少しずつ“貸し”を作られて、 断れない関係になっていく。気づけば全部コントロールされていた」 —— 現役キャバ嬢

一度関係ができてしまうと、職場や家族にまで影響が及ぶこともある。 このため文化街の店舗では、従業員教育として「反社との接触を報告・相談する制度」を設ける動きが広がっている。


4. キャバクラ経営者が抱える法的リスク

暴排条例により、経営者やオーナーが反社会的勢力と関わった場合、以下のような処分が下される可能性がある。

・営業許可の取り消し・停止
・風営法違反としての摘発
・取引先・顧客からの契約解除
・金融機関からの口座凍結・融資打ち切り

実際、文化街では過去に暴力団関係者が資金提供したとされる店舗が閉店に追い込まれたケースもあった。 「知らなかった」では済まされない時代だ。


5. 変わりゆく文化街|安全な街を目指して

2020年代に入って以降、文化街は急速にクリーン化が進んでいる。 市・警察・地元商店会が連携し、暴排看板や防犯カメラの設置を強化。 若い経営者による新規店舗も増え、“安全に楽しめる夜の街”を目指す動きが広がっている。

「昔の文化街を知る人ほど、今の街の変化に驚くと思う。 警察のパトロールも増えて、安心して働けるようになった。」 —— 新店舗オーナー

それでも、完全にリスクが消えたわけではない。道仁会と文化街との関係がなお続いている。それが今回のように、お客に対しての暴行・強盗へと繋がると危機感は再燃する。闇のつながりは常に形を変えて存在する。 だからこそ今、業界全体で情報共有と警戒意識を持つことが求められている。


まとめ|久留米・文化街の現在地

文化街は道仁会の影響を受けていた歴史がある。暴排条例以降も、間接的関与の可能性は残ることが、たびたび報道されるニュースでも見て取れるだろう。表向きは雇われオーナーで実質は道仁会組員が経営している店舗もある。

店自体はクリーンでも、キャバ嬢個人への勧誘・支配に注意する必要がある。プチぼったくりの「ドリンク攻撃」くらいなら笑って済ませられる。

しかし、ヤクザに支配されたキャバ嬢がお客を騙し、手っ取り早く金を得るためリンチして金品を強奪する、となると話は別だ。

真っ当な経営者は反社チェックを徹底することが必須の時代だ。久留米市全体では“クリーン化”が進行中だが、久留米の文化街は、今まさに“過去と未来の境界線”に立っている。

かつての暗い影を断ち切り、地域に愛される歓楽街として再生するかどうかは、 働く一人ひとりの意識にかかっている。

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