1980年代、日本の音楽シーンに旋風を巻き起こした伝説のバンド・チェッカーズ。
「ギザギザハートの子守唄」「涙のリクエスト」など数々のヒット曲で知られるチェッカーズは、福岡県久留米市が生んだスーパースターです。今でも多くのファンが「チェッカーズの原点をたどりたい」と久留米を訪れ、聖地巡礼を楽しんでいます。
この記事では、チェッカーズゆかりの久留米聖地巡礼スポットを、当時のエピソードや最新情報とともに詳しく紹介します。
ファンなら一度は訪れたい「伝説の7人の原点」へ、あなたも旅してみませんか?
チェッカーズとは?久留米から全国へ羽ばたいた伝説
チェッカーズは1983年に「ギザギザハートの子守唄」でデビューした7人組バンドです。彼らは久留米市で結成され、地元ライブハウスでの活動を経て、全国デビューを果たしました。
当時のアイドルグループとは一線を画し、ツイスト&ロカビリー調の音楽と個性的なファッションで若者の心を鷲掴みに。

「涙のリクエスト」「ジュリアに傷心」「星屑のステージ」など、次々と大ヒットを連発しました。
代表・ヒット曲(いくつかピックアップ)
チェッカーズには多数の人気曲があります。以下はその中でも特に知られているものです。
曲名 | 特徴・備考 |
---|---|
ジュリアに傷心 | 切ないメロディと印象的な歌詞で代表曲のひとつ。 |
涙のリクエスト | バラード色強めで、ファンに愛されてきた曲。 |
星屑のステージ | 夢や青春を感じさせる歌詞・メロディで人気。 |
I Love you, SAYONARA | 中期のヒット曲。 |
夜明けのブレス | 比較的後期の曲。 |
ミセス マーメイド | 人気ランキング上位に挙がる曲。 |
Song for U.S.A. | ノリの良い曲。 |
「ジュリアに傷心」は特に人気曲ランキングで第1位を取ることもありますし、もちろんデビュー曲「ギザギザハートの子守唄」も現在でもファンの間で語り継がれる名曲です。
ちなみに現在でも久留米の飲み屋に行った際、もし選曲に迷うときは「とりあえずチェッカーズ曲から」なんていうのが「とりあえず生で」と同じようなニュアンスになっています。
個人的には『俺たちのロカビリーナイト』が大好きで、よく歌います。
チェッカーズのメンバーと現在の活動
1992年末、チェッカーズは解散を発表。年末の紅白歌合戦が実質的な最後のステージとなりました。
しかし、それは終わりではなく、新しいスタートでもありました。メンバーたちはそれぞれの個性を活かし、ソロ活動、バンド活動、執筆、講演、プロデュースなど、多様な道を歩んでいきます。
フミヤはソロ活動を軸にしつつ、40周年を迎えて全国ツアーを展開。
尚之も兄弟での共演F-BLOODやプロデュースで活動を続けています。
武内・大土井・尚之の3人は、アブラーズとしての活動を維持(徳永さん死去後は3人体制)。
高杢は執筆と地域活動、講演などを重視しつつ、音楽との距離を取りながらも関わりを持ち続けています。
鶴久はソロ制作やテレビ、俳優業にも顔を出しながら、音楽を核に活動。なぜかお掃除本も出版しています。→片付けで人生が変わる! 鶴久政治流おそうじのススメ
一方、残念ながら徳永善也さんは2004年8月に舌がんで亡くなり、彼のドラミングと明るいキャラクターは多くのファンに惜しまれて語り継がれています。
メンバー | 担当 | 現在の活動 |
---|---|---|
藤井フミヤ | ボーカル | ソロ歌手として全国ツアーやアート活動を継続中 |
武内享 | ギター | 音楽プロデューサー・YouTubeなどで活動 |
高杢禎彦 | ボーカル | 久留米を拠点に地域イベントやタレント活動 |
藤井尚之 | サックス | 「F-BLOOD」として兄・フミヤと共に音楽活動 |
大土井裕二 | ベース | ソロライブ・楽曲提供・ミュージシャン活動 |
鶴久政治 | ボーカル | 芸能・講演活動を中心にメディア出演 |
徳永善也(クロベエ) | ドラム | 2004年に逝去。今もファンに愛される存在 |
久留米出身の仲間たちは、解散後もそれぞれの道で活躍を続けています。

聖地巡礼スポット例(ゆかりの地)
以下は、「くるなび(チェッカーズファン向け久留米スポット紹介)」などで紹介されているスポットです。参照元:cutebeat.net
スポット名 | 場所・住所 | チェッカーズとのゆかり・見どころ |
---|---|---|
城南中学校 | 久留米市城南町11-5 | 武内享氏が組体操の写真を撮った校庭がある場所として紹介。 |
日吉小学校 | 久留米市日吉町83 | 武内享氏の小学校時代ゆかり学校。 |
スナック シャルマン | 久留米市日吉町13-57 | 武内享氏の母親が経営していたスナック、またアマチュア時代の練習場所としても言われる。 |
一番街商店街 | 久留米市東町(入口近辺) | メンバーが学生時代よく使っていた商店街。 |
ロッカールーム跡地(現・パティスリー・ツルタ) | 久留米市通町4-10-8 | 「Rocker Room」という名前のネオンがあった店の跡地。 |
はちや跡地 | 久留米市東町(商店街内) | 郁弥(藤井フミヤの旧名 “郁弥”)らが通っていたファッション店跡。 |
南筑高等学校 | 久留米市御井町1360-5 | 藤井フミヤ・鶴久政治らの出身高校。 |
櫛原中学校 | 久留米市東櫛原町1286 | “クロベエ”(徳永善也)ゆかりの中学校と言われる。 |
筑後川土手・神代橋付近 | ―(筑後川沿い) | 尚之さんがサックスの練習をしていたという伝承あり。 |
水天宮 | 久留米市瀬下町 | 一部ファンの間で「坊主の高校生を橋の上で…」という逸話が語られる場所。 |
南筑高校付近の定食屋「和食のてらさき」 | 久留米市(学校近辺) | 多くのファンブログで、若き日の藤井フミヤがよく通った店として紹介。 |
石橋文化センター | 久留米市 | 街歩きの合間に行くおすすめの文化スポット。 |
🛤 おすすめ巡礼ルート案(モデルコース)
巡る順番は交通手段や時間によって変わると思うので、あくまで「こう回ると効率的かも」という案を。
時間帯 | ルート案 |
---|---|
午前 | 西鉄久留米駅出発 → 一番街商店街 → ロッカールーム跡地 → はちや跡地 → スナックシャルマン → 日吉小学校 → 城南中学校 |
昼 | 南筑高校周辺でランチ(例:「てらさき」など) → 校門などを見学 |
午後 | 櫛原中学校 → 水天宮 → 筑後川土手・神代橋 → 石橋文化センターで休憩・散策 |
夕方 | 帰途 or 夜の街で関連飲食店を探す(当時ゆかりのあった店跡などを探す) |
このようなコースなら、チャチャリ・徒歩・バス・タクシーを織り交ぜながら「チェッカーズゆかりの場所」を楽しめると思います。
まとめ
チェッカーズの音楽は、今も多くの人々の心に響き続けています。
彼らが夢を追いかけた街・久留米には、当時の空気を感じられる場所がたくさん。
ファンにとっての聖地巡礼は、青春の記憶をもう一度辿る旅でもあります。
あなたも久留米の街を歩きながら、あの頃のチェッカーズの息づかいを感じてみませんか?